ワークショップの紹介

抗リン脂質抗体標準化ワークショップの紹介

抗リン脂質抗体標準化
ワークショップ

(Antiphospholipid Syndrome
- Standardization
Work Shop: APS-WS)は、

①抗リン脂質抗体の
測定に関する標準化、

②抗リン脂質抗体症候群(APS)の
診断

および治療の標準化を目的に、
APSの検査・診断や診療に携わる
医師や検査技師、

APS診断に関わる検査試薬・検査機器に
関連する複数の企業によって
構成された研究会です。

APSはそれ程患者数の多い疾患ではありませんが、発症すると脳梗塞などの血栓症や習慣流死産などの妊娠合併症をきたし、重症化や再発を繰り返します。従って、早期の正確な診断に伴う適切な治療が必要となります。
しかし、APSの診断には多くの検査を行わなくてはならず、またその判断方法も統一されていないため、診断結果が異なる事もあります。
APSを見落とす可能性が生じたり、正確な治療ができなかったりなどの多くの混乱が生じています。
特に、我が国においては、検査や治療薬に保険収載の縛りがあるため、APSの診断・治療は世界的な流れからみて遅れている状況です。

その混乱を少しでも解消する目的で、平成25年に本研究会APS-WSは構成されました。
年1回学術集会を開催し、APS診断や治療の標準化に関する研究発表や症例報告を行っています。
その成果は、日本血栓止血学会や日本検査血液学会でも発表され、多くの関係者のご意見をいただいた上で標準化推奨案として報告しております。

(活動報告リンク先:第1回学術集会プログラム第2回学術集会プログラム

現在は、まず抗リン脂質抗体の測定の標準化を行っています。
数多い検査方法、検査試薬から適切な測定方法を決定し、邦人における基準値、APSと診断するためのカットオフ値を決定しようと活動を行っています。
次のステップとしては、推奨できる方法・試薬によるAPSの診断方法を決定し、可能なら重症度分類による推奨できる治療方法を決定したいと考えております。

私どもの目的をご理解頂き、APS-WSにご助言、ご協力など頂ければ幸いです。

(文責:ASP-WS事務局、代表幹事 家子正裕)